ある目的のために、界を結んで空間を打ちと外に分け、内側を浄 (聖)、外側を不浄 (俗)とに区分けすること。葬儀においては、幕などで結界をつくります。神道ではしめ縄が、これにあたります。密教では、修法によって一定の地域に汚れを入れないために結界地とします。聖と俗とを区別し結界するための境界線は、方形・鼓形・半月形など幾何学形としてあらわされ、その内部は仏・菩薩が降臨する中心の場所であり、その救済力が凝集している聖なる空間です。また最澄が比叡山に女人を近づけなかったことにはじまり、高野山で境界域に結界石を置き、女人堂を建てる女人結界。このほか仏堂内を内陣と外陣に分ける木の棚を結界と呼ぶことがあります。
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【4月号(vol.115号)】
「ステップ1:どうする!?葬儀・お墓のこと」
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「ステップ2:自分の気持ちの整理と準備」
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